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構図設定 (Composition)

バランスと配置の規則 (Balance & Placement)

最も基本的で安定した構図法です。

三分割構図、画面を縦横に三等分し、その交点に被写体を配置する、最も安定していて失敗のない構図
中央構図/シンメトリー、ウェス・アンダーソンの映画のように左右が完全に対称になる、強迫的で整然とした印象
フレームを埋める、余白をなくし被写体で画面をいっぱいに満たしてディテールと質感を最大化する
ネガティブスペース、美しい余白、被写体は小さく置き、残りを空白の空間として残すことで孤独感やテーマを強調

視線誘導と奥行き (Leading Lines & Depth)

観客の視線を狙った場所へ導くテクニックです。

リーディングライン/消失点へ導く線、道、柵、川などが被写体に向かって伸びていて視線を誘導する
消失点、道路の果てのようにすべての線が一点に集まり、遠近感が最大化された構図
フレーム内フレーム構成、窓、洞窟の入口、鏡などを通して、その中の被写体を見る構図
レイヤリング、前景(Fore)・中景(Mid)・背景(Back)を配置して奥行きを与える
S字カーブ、川や小道がS字にうねりながら続き、視線を柔らかく誘導する

動きと対比 (Dynamic & Contrast)

画面に緊張感と面白さを与えます。

対角線構図、被写体を斜めに配置して、不安定だがダイナミックな動きを表現
三角形構図、被写体を三角形の形に配置して、安定感(正三角形)や緊張感(逆三角形)を与える
並置/対比、大きいものと小さいもの、古いものと新しいものを並べて置き、対比効果を生む
非対称バランス、左右は異なるが視覚的な重さが釣り合っている、洗練された印象
ダッチアングル、カメラを傾けて構図そのものをねじってしまう

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